オリンピックサッカーのオーバーエイジ枠、過去歴代選手を解説

最弱世代と揶揄されながらも見事リオ五輪出場を果たした手倉森ジャパン。

オリンピック本大会ではオーバーエイジ枠を使うのだろうか、今からすでに気になっている。

そこで今回は、アトランタからロンドン五輪までの過去5大会で日本代表として招集された、またはされるつもりだった歴代のオーバーエイジ枠の選手について振り返ってみよう。

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オーバーエイジ枠について

そもそも、「オーバーエイジ枠って何なの」と思う人は多いかもしれない。

そんなにサッカー観戦に興味がある人にとっては、この言葉は特殊だからだ。

これは簡単に言うと「オリンピック本大会で24歳以上の選手を3人まで招集できる制度」ことである。

他のオリンピック競技とは違って、サッカーの場合は五輪では基本23歳以下の選手だけが出場することになっており「若手の最高峰の大会」という位置づけになっている。

しかし、オリンピックをより楽しんでもらいたいというIOCの目的から「年齢制限のない選手も3人呼んでいいようにしよう」ということになったのだ。

これは、日本があのマイアミでブラジルを破った奇跡を起こしたアトランタオリンピックからこの制度がつくられた。

もちろん、この制度は強制ではなく任意なのでオリンピック本大会でもオーバーエイジ枠を使わない国というのも多くあるし今までの日本代表も使わないケースもあった。

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過去5大会を振り返ってみよう

オリンピックサッカーの日本代表の成績などを振り返りながら、過去の歴代オーバーエイジ枠についても触れていこう。

まず、日本が奇跡を起こしたアトランタオリンピック。

この時は、オーバーエイジ枠という制度がつくられたにも関わらず日本代表の当時の西野監督はこれを使わなかった。

結果的に、本大会では23歳以下だけのメンバーで挑みブラジルを破る大金星を挙げた。

しかし、次の試合でナイジェリアに敗れ、そしてグループリーグ最終戦でハンガリーに勝利して2勝1敗となったが得失点差で惜しくもグループリーグ敗退となった。

次はオリンピック史上最強世代とも言われているシドニーオリンピック。

中田英寿、中村俊輔や稲本など23歳以下だけのメンバーでも相当な強さだったがこれに加えて当時のトルシエ監督はオーバーエイジ枠を3人フルに使った。

三浦淳宏(MF)、森岡隆三(DF)、楢崎正剛(GK)というベテランを招集して本大会に挑み、準々決勝で惜しくもアメリカに敗れてしまったものの若手と上手く融合してベスト8という好成績を残している。

そして次はアテネオリンピック。

オーバーエイジ枠は2人使われた。

GKの曽ヶ端と、MFの小野伸二。

小野伸二は、本来ならシドニー五輪に出場するはずだったが怪我をした影響で招集されなかった。

そのため、アテネオリンピックではその悔しさもくみ取って当時の山本監督が招集したのだろう。

実際、小野は日本代表として活躍していたこともあり実力的にも納得の招集だった。

また、同じくシドニー五輪で活躍したFWの高原も招集されるはずだったが直前でエコノミー症候群になってしまったため招集を見送られた。

キャプテンとしてアテネ世代と融合した小野伸二だったが、本大会では2敗1分でグループリーグ敗退という結果に終わっている。

そして北京オリンピック。

今考えるとすごいタレントぞろいだと思える世代だ。

本田圭佑に長友、香川に内田というまさに今のA代表という感じだ。

しかし、この時はオーバーエイジは遠藤だけを招集しようとしたが体調不良により見送られて結果的に23歳以下だけで本大会に挑み全敗して去ってしまった。

最後に、一つ前のロンドン五輪。

この世代はそれほど注目されていなく、グループリーグ敗退が濃厚と言われていたがオーバーエイジに吉田麻也と徳永の両DFを招集して守備を見事に安定させてベスト4という素晴らしい結果を残した。

以上が過去歴代のオリンピックとオーバーエイジ枠選手の振り返りだが、結果だけ見てみるとオーバーエイジ枠を使った方が良い成績を残している。

シドニー五輪とロンドン五輪は上手くオーバーエイジで招集された選手が融合したせいもあって好成績だった。

しかし、かといってベテランの選手を呼べばいいというわけでもない。

あえてオーバーエイジ枠を使わない国が多いのは、若手とベテランの融合に難しさを感じているという側面もあるし活躍しているA代表選手は所属クラブでも忙しいという事情もある。

そんなわけだが、五輪サッカーを楽しむものとしてオーバーエイジ枠はやっぱり使って欲しいというのが個人的な意見だ。

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