東芝、監査法人交代か?濱尾氏の監査意見は妥当だったのか・・
長く続いた東芝の不適切会計疑惑、そしてそれに監査法人も絡んでいたのかどうかが少しずつだが解明されてきている。
これを受けて気になるのは、現在の監査法人である新日本はクライアントとして今後東芝とやっていけるのか?
それとも交代か?
現段階では、今はまだ確定ではないがもし法人としての責任問われるとしたら今回の東芝の監査報告書のサイナーでありパートナーの濱尾氏ら他3人のパートナーが一番矢面に立つことになるだろう。
そこで、社内では決着しつつある不適切会計問題と新日本監査法人の今後について論じてみたい。
今一度論点を整理
東芝の会計監査担当である新日本監査法人が交代するのかどうか、また濱尾氏らの監査意見は妥当だったのかどうかはこれから追及されることになるが、現状の第三者委員会の報告によると監査法人側が見てみぬフリをしたというわけではなさそうだということだ。
まあもちろん現段階ではの話だが。
今回の東芝の問題となったのは、不適切会計である。
ある事業部で会計処理の仕方に関して自社の利益が水増しされるように見積もりの仕方を操作していたと言われており、第三者委員会によってそれについて調査されるにしたがって次から次への色んな事業部が不適切会計を行っていたと言われている。
そしてそれは、経営陣からの数字に対するプレッシャーによるものが大きいとされている。
結果的に、東芝の不適切会計問題は全社的な姿勢で行われていたと判断せざるを得ないような状況になり社長は辞任することとなった。
会計処理で過去の分までさかのぼって決算修正をするというのはかなり大事なわけで、やはり粉飾と言わざるを得ないような立場に置かれるようになっている。
さらに過去の業績の下方修正をすることによって、それに付随して減損処理も行うことになって損失が1000億を超える歴史的な事件とも言えるかもしれない。
新日本監査法人、いずれは交代という結末になるか!?
さて東芝の監査法人である新日本にもこうなると責任追及の話は出て来る。
監査法人の責任についてはまだなんとも言えない状況だが、信用失墜を恐れて別の監査法人に交代することになるのか?
濱尾氏らパートナーが責任を持った適正意見が覆る可能性もあるわけで、パートナーの責任問題大きく取沙汰される可能性は今後あるかもしれない。
恐らく監査法人側は会社からの資料の検討はしっかりとしていたと思うが、今後の新日本の屋台骨が揺らぐ可能性もあるのでBig4として存続して欲しいものだ。
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