ドナルドトランプの政策が日本へどう影響するのかざっくり解説

アメリカ大統領選挙で、当初は多くの人がドナルドトランプの当選を「可能性としてあり得ない」と思われていたがそれを見事に覆した。

今までのオバマ大統領のやり方を踏襲しようとするヒラリークリントンが、「なんだかんだで当選するだろう」と思っている人が多い中での今回のサプライズ。

選挙演説では、トランプの政策において日本にどのような影響を与えるのかが心配されていたがそれが大統領就任決定という事実によってより真剣に考えられるようになってきた。

ここでは、選挙中のトランプの強気発言を踏まえた上での日本への考えられる影響や今回のトランプ大統領誕生について個人的な見解を述べていきたいと思う。

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トランプ大統領で日本はどのような影響を受ける可能性があるか

ドナルドトランプの政策が日本へどう影響するのかについて、大きく今までと変化するかもしれないと思われているのは以下の2点となる。

・アメリカのTPPからの離脱
・日本への安全保障の縮小化

この2つのポイントが、今後どうなるかで大きくテレビやマスコミなどでも議論されることになるだろう。

もちろん、トランプが選挙演説中に発言していた強気なコメントは日本へのことだけに対するものではないが我々にとっては日本に直接影響のありそうなことがやはり一番気になるわけなので上記2つの可能性についてさらに追及してみよう。

【TPPからの離脱】

そもそも、TPPについて意外と理解がぼんやりしている人が大半ではないかと思う。

TPPとは「環太平洋経済連携協定」のことであり、つまりは「日本やアメリカを中心に主要な国同士で関税や貿易の自由化をしていこう」という連携技のこと。

TPPに参加すると、メリットとしては「関税が撤廃されるので海外からの輸出品が増えて消費者が多くのものを安く買うことができる」というものが重要なところ。

反対にデメリットとしては、「貿易の自由化が進むので農家や国産品の競争力が低くなり質の良い製品を選びづらくなるのではないか」ということが挙げられる。

いずれにせよ、TPPに参加することによって日本は当初あまり乗り気ではなくアメリカにかなりプッシュされた感じがある。

しかしトランプが大統領に就任することによって、「やっぱりTPPなんかにアメリカは参加するのを辞めよう!」と言っているのだ。

今まで、日本をつついてきたアメリカ自身が「やっぱりうちは参加するのや~めた」なんて今後言いそうなもんだから「え?それはないんじゃ・・」というネガティブな意見が出て来るわけだ。

もし、TPPからアメリカが離脱するとなるとそもそものTPPへの参加意義そのものが薄れてしまうことになるので日本が今後交渉していくモチベーションがなくなるのではないかと心配してしまう。

まあ、岸田外務大臣によると「今後も日本のスタンスは変わりません」と言っていたが・・。

トランプは、発言は過激なように聞こえるが政策としてはアメリカ視点で考えると「ものすごく保守的」なのだ。

「とにかく海外との連携よりも自国の利益を優先させたいんだ!」というのがひしひしと伝わってくる。

日本の自動車やその他の製品などがアメリカで売れているのをあまり良く思っていないようで、「日本の製品にがっちりと関税をかけてやる!」というようなニュアンスの発言をしていたようだ。

なので、もしかするとTPPから離脱を表明してさらに海外からの輸入品に今まで以上に大きな関税を設けて国益をもっと伸ばしていくということになるかもしれない。

これは、ある意味では自分の国を最優先にするという考えは当然とも言えるので自然なことなのかもしれないが・・。

【日本の安全保障の縮小】

次に、日本の安全保障に関しても大きく口を出している。

多くの人がご存じの通り、日本には横須賀や沖縄などに米軍基地がありその他の地域でも米軍が駐留している。

なんで米軍が日本にいるのかというと、第二次世界大戦後の名残というのも若干残っているというのもあるし日本側としては自分の国の自衛隊と共にいざという時に他国からの脅威に対してアメリカに守ってもらえるんじゃないかというのが大きいだろう。

しかし、意外と知らなかったが日本は米軍の駐留に関して毎年約2000億円もアメリカ側に支払いをしているようなのだ。

トランプは、これについて「2000億円なんかじゃ全然足りない!もっと増額しないとうちの兵隊たちを日本から撤退させるぞ!」と言っているのだ。

これについては、正直2000億円という金額が妥当なのかどうかわからない。

というか、むしろ米軍が日本にいるのってアメリカが最初求めてきたことじゃないのだろうか。

実際、一般市民の我々としては「米軍が日本から撤退すると何がまずいの?」と思っている人も多いのではないだろうか。

なんとなくぼんやりと、「ま~、米軍がいなくなったらちょっと自衛隊だけじゃ不安だよね」くらいな感じの意識じゃないだろうか。

ただ、米軍撤退を求めている人も結構いるようなのでこの撤退問題に関してはハッキリいってそれがメリットとなるのかデメリットとなるのかわからない。

大きな影響としては、上記の2つになっているがこれを見ていてなんとなく気づくかもしれないが「トランプの日本に対する発言というのが本当にマイナスなのかわからない」ということである。

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今までよりも良くなる可能性もあるってことを忘れないように

ドナルドトランプの政策が日本へどう影響するのか、上記のTPPと日本の安全保障という点から述べてきたが実際にそれが本当に日本にとってマイナスとなるのかどうかはわからないというのが正直なところではないだろうか。

クリントンではなく、トランプが大統領に決まりそうになっている時も日経平均株価が1000円以上下落した。

多くの人が、安全策のクリントンにくらべてトランプに否定的な見方をしているということになるだろう。

しかし、これらの否定的な見方というのはあくまでも「リスクが高そう」というだけであって「マイナスにもなるし、もしかしたら良い方向に世界が変わるかもしれない」ということも言えるのではないだろうか。

多くの人にとっては、クリントンの方がオバマ大統領のように周りとの協調性を大事にして日本にとはこれまで通り「あまり変化のない日常」を続けていくように思えたので安心できたのではないだろうか。

トランプの場合は、「悪くなるかもしれないが、良くなるかもしれない」という不透明感があるためにちょっと博打な感じがあるのだ。

そのため、人々は不安になってしまう。

一個人としては、クリントンの当選が妥当だろうと思っていたがトランプが当選したことによって逆に「今後どっちに転ぶかわからない」という面白さはある。

政治経験がなく、ビジネス目線での大統領なわけなので余計に興味が湧いてしまう。

まあ、正直すでにトランプが大統領に決定しているのでポジティブに考えるしかないとも言えるが・・。

ただ、これが1年後2年後になってトランプの政策が日本に好循環をもたらしたとしたら「やっぱトランプ最高~!」って多くの人が手のひらを返したようになるのかもしれない。

こればっかりは、現時点ではどうなるかわからないので面白がって日本の外交を見ているしかないのだ。

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